カテゴリー: コラム

特定非営利活動法人虹色のたねが暴力対応研修で伝えたいこと その3

【被害から身を守るためにできること】

嫌なことには「いやだ」と言っていい 言えないことはたくさんあるかもしれない。 たとえ言えなくても自分を責めないで。

危険からは逃れていい 逃げられなくてもその人は悪くない。

1人で抱えないでいい 誰かに相談したり、そばにいてもらうと チカラを取り戻せるかもしれない。

自分自身を守るために できることを一つずつ考えていくお手伝いをします。

特定非営利活動法人虹色のたねが暴力対応研修で伝えたいこと

【暴力の目的は支配】

暴力は、殴る蹴るといった身体への暴力だけではありません。

言葉 態度 性的

そしてその目的は「支配」です。 自分の思い通りにするために、暴力という手段を選ぶのです。

本来、人と人は対等なはずです。 誰かとの人間関係で 自分は相手よりも強いと思っている人が 自分より弱いと思い込ませたい相手に対して 暴力という手段を選ぶのです。

人は対等であること 暴力以外の方法は必ずあること を伝えます。

 

虹色のたねが暴力対応研修で伝えたいこと その1

【暴力を受けた人に対して】

あなたは悪くない と、伝えたい

暴力を受けると、 ○○をしたから。 ○○ができないから。 ○○な人だから。

自分の中に原因を探します。

暴力を振るう人が、そんな言葉を投げつけてくるときもあるでしょう。

でも、本当に暴力以外の方法はなかったんでしょうか?

何かに失敗した時 殴れば成功するんでしょうか?

苦手なものがある時 怒鳴れば克服できるんでしょうか?

暴力以外の方法は必ずあります。 暴力は振るう側の論理で選んだ行動なのです。

ついカッとなった。

は、言い訳に過ぎません。 相手を自分の思い通りにするために、暴力を使う。 そこには「支配」の構造があるのです。

だから、暴力を受けた人に、まず言いたい言葉は

「あなたは悪くない」

虹色のたねが大切にしているもの その3

【創造性】

従来の型にはまる必要はない。

人は誰かの権利を侵害しない限り、自分の思うようにありのまま生きて良いと思っています。

何もないところに新しい発想で、今までと違う世界を生み出すことができるかもしれない。

今、当たり前のように享受している便利なツールや仕組みだって 「こうなったら良いな」 「もっとみんなが幸せになるには」 「あったら良いのに」

という 誰かの発想を元に、たくさんの人の知恵を集めて 創造してきたものだと思うんです。

自由な発想を原点にして 新たな何かを作り上げていきましょう。

 

虹色のたねが大切にしているもの その2

【可能性】

誰にでも、計り知れない可能性があると信じています。

こうするしかない、できない、自分には無理だ そんな思いを感じることはあるかもしれません。

何かがうまくいかない時 他者や環境のせいにする時もあるでしょう。 自分を責める時もあるでしょう。

それは自分で選んだことですか? 誰かに選ばされたものですか?

成功したいと思って、ねばならない! に陥っていませんか?

こんな逸話を教えてもらったことがあります。

ある村では干ばつが続くと雨乞いをする。 そしてその村の雨乞いの儀式は失敗したことがなく、雨乞いをすると必ず雨が降る。 そんなことあるわけないって思いますか? 本当の話です。 なぜなら、村人たちは、雨が降るまで雨乞いを続けるからです。

なーんだそんなことか?って思いましたか?

この逸話が示唆していることは 成功の反対は失敗ではない 成功の反対は何もしないこと

虹色のたねでは、すべての可能性を探るお手伝いをします。 それが個人であれ、組織であれ もともと持っているチカラを信じて関わります。

 

虹色のたねが大切にしているもの その1

【多様性】 人も組織も 一つとして全く同じ なんてことは絶対にありません。

人も組織もみんな違うから素晴らしい

他者との違いを認めないことから始まる 人権侵害や暴力

それはその人の、組織の力を奪っていきます。

まずは違いを認め合うこと 自分は他者と違ってもいいんだ という自己尊重感も大切にしたいと思っています。

特定非営利活動法人虹色のたね-事業内容のご紹介 その2

個別相談事業

対面での個別相談をお受けします。

暴力による人権侵害や、過去の出来事でなんか苦しい、うまくいかない。 将来どうなりたいのか、自分ではどうしたらいいのかわからない。

そんな思いを抱えた時の、お手伝いをさせていただきたい。 本来、自分の思い通りに煌めいていいはず。 それが安心な環境で実現したら、素敵ですね。

もともと持っているチカラにアプローチしながら、一緒に歩く相談を心がけています。

例えば、ひどいDVを受けていたとしても そのままパートナーとの関係を続けることを選ぶ人もいます。

そんな時 別れる という一つの答えに固執せず、寄り添って歩きたい。

なぜなら、どうしていくか、納得して決めていくことができるのは本人だけだからです。

もちろん命の危険があるときは、その限りではありません。

選択肢はどんな時も一つではありません。 なぜなら一つしか選択肢が思い浮かばない時 それをするか、しないかを選んでいいからです。

人の人生の中で もう遅い 〇〇するしかない ということは、ないと信じているから。

安心な環境のカウンセリングルームで、経験豊富なスタッフが対応いたします。

特定非営利活動法人虹色のたね事業内容のご紹介 その1

暴力対応研修事業

いきづらさの原因が、暴力による人権侵害を受けているということかもしれません。

暴力と一言でいっても、殴る、蹴るということだけではない、わかりにくいものがたくさんあります。

例えばDV
多くのDV被害者の方は、心へのボディブローのような暴力に長年晒されています。
自分の中に原因探しをしているうちに、自分を責めるようになり、本来の自分の生き方を見失う方もいます。
モラルハラスメントのようなわかりにくい暴力は、DVという暴力と捉えられないことがあります。

以前、友人の身に起きているDVの問題を解決したいというお氣持ちで、DV研修に出られた方がいました。
彼女は、からだへの暴力は一切なくても、自分とパートナーの関係こそが、DVだと氣づきました。

これ以上1日たりとも権利侵害を受ける必要はない、と決意した彼女は、パートナーと別れ、今までずっと手に入れたいと思っていた、自由な人生を歩き始めました。

パートナーと離れることだけが解決とは思いませんが、まずはそのいきづらさの原因がわかれば、どうするかを考えて決めていく力になると信じています。

氣づいて
自分の感覚を信じて
できることを見つける

そんなステップの研修内容を提供させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

NPO法人虹色のたね

ご挨拶-設立の思い

虹色のたねの理事長を務めさせていただく池畑博美です。

皆さまには日頃より、公私に渡り大変お世話になっております。

虹色のたねは、2017年10月2日に所轄庁である横浜市の認証を受け、

2017年10月5日(大安)に正式に成立した特定非営利活動法人です。

暴力によって権利侵害を受けている人や、運営に行き詰まりを感じている非営利セクターの組織を元氣にしたい。
人や組織がもともと持っているチカラを信じて関わることによって、その困難や生きづらさを少しでも減らし、本来の煌めきを取り戻す。

そんなお手伝いができればと思って立ち上げました。

皆さまのお力と繋がりを大切にしながら、すべての人が自分らしく生きていく、安心して煌めくことができる社会を目指して活動をして参る所存です。

なにとぞ、引き続きの応援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

理事長 池畑博美