カテゴリー: 活動実績

おとなに性教育が必要な理由

今年度、虹色のたねではLUSHチャリティポットさまからの助成を受け、性教育のセミナー実施をしています。

今、子ども向けの性教育の必要性に注目が集まっているところですが、その前におとな自身も学ぶ必要があります。

自分の性に向き合い、正しい知識を持ち、性についてポジティブな思考を手に入れていなければ、子どもに対しても、禁止や制限、罰則によって縛り、排除する方向でしか向き合えないからです。

例を挙げると、中学生や小学生の年齢で妊娠する場合もあります。
正しい知識がないと、妊娠に氣づかないこともあります。
当然対処が遅れ、出産に至ることになります。

相談できないのはなぜか。
きっと怒られる。

性をタブー視して、ただ禁止や制限をするだけでは子どもたちを守ることができません。

性の知識をあらかじめ知っていれば、予期しない妊娠は避けることができます。
その知識を学ぶ場がなく、間違った情報にさらされているとしたら。
これはおとなの責任です。

20歳になるまでは妊娠なんてしない。
おとなになるためにみんなしていること。
すぐにシャワーで流せば大丈夫。

こんな言葉を信じて、妊娠に至った子どもたちに、出会ってきました。
避妊の知識があれば、妊娠のメカニズムを知っていれば、避けることができます。
自分が本当に望んではいないことだとしたら、大好きな人にでもNOと言ってもいいこと。
NOと言わないからと言って、同意していることにはならないこと。

おとな自身がまず学び、子どもたちのロールモデルとなる。
そんな内容の性教育セミナーを実施しています。

助成金枠での実施枠が残り少なくなってまいりました。
ぜひお早目にお問い合わせくださいませ。

子どもへの性教育 の必要性

寝た子を起こす

子どもへの性教育の必要性を語ると、必ず言われる言葉です。
果たして、子どもたちは眠っているのでしょうか?

なかにはそんなケースもあるかもしれません。
しかしほとんどの子どもたちはおとなが思うよりずっと早く起きています。
しかも、多くの子どもたちはネットから流れてくる、好ましくない情報にさらされています。

正しい科学的な知識がないなかで、そのような情報にさらされた場合、どれが正しいのか、間違っているのか判断できません。
対等なパートナーシップと暴力的な関係の線引きも曖昧なまま、知識として積み重ねられていきます。

子どもの発達段階は様々で、その個性を尊重するなら、子どもの一番近くにいるおとな、親又は養育者が、発育に合わせて伝えられるのがいいでしょう。
もちろんそのおとなが子どもに性虐待をしない、性的搾取をしないことは言うまでもありませんが。

そのためにはおとなたちが、伝えるための知識を持たなければなりません。
隠語や幼児語ではない言い方で、笑ったり恥ずかしがったりせず、伝えられるでしょうか?

まずは、おとなたちが学ぶことの方が先決です。
性の知識は、恥ずかしいことでも、わいせつなことでもありません。
間違った認識が、恥ずかしいこと、わいせつなものにしてしまうのです。

虹色のたねが性教育に取り組む理由は、性暴力をなくすための予防教育としての位置付けです。

性犯罪の無罪判決が続くのも、司法関係者の無知からくるもの。
性的同意の本当の意味を多くの人が知らないこと。

被害後の対策も急務ですが、予防教育は被害を未然に防ぐ効果があることが国際セクシュアリティ教育ガイダンスでも記述されています。

【人の多様性】

一般企業でよく言われている、「あの人仕事が出来る」「あの人、全く仕事が出来なくてダメ」って、なんでしようか?

仕事が出来る人は、売上を上げる、リーダーシップがある。プレゼンが上手い。等、大体誰が見ても同じような評価をされると思いますが、仕事が出来ない人は、評価が難しいと思います。

売上成績が悪くても経理や総務の仕事だったら出来る、とかプレゼンが下手でも、契約はしっかり取って来る人はいます。
また、遅刻や欠勤で会社の規定に馴染まないけど、別の才能がある。

一面だけ見て仕事が出来る出来ないの評価は、難しいと思います。

私は、百貨店に勤めていた時、毎月コンスタントに2千万円売っておりましたが、それは宝石とか形があるもので、劇場のチケットとか保険は全く売れませんでした。

同じ営業の仕事でも得意不得意があります。
ですから、私が保険の営業とか、劇場の営業でしたら、仕事が出来ない人と言われていたと思います。

人との比較、競争の社会にあると、自ずと、他者と違う人を排除するようなことが起きます。
昔からあったものですが、今はそれをパワーハラスメントと定義し、企業は予防に取り組むよう指針が出ています。

多様性を尊重し、適材適所の人事、人間関係の把握など、企業に課せられた責任は年々重くなってきています。

虹色のたねで提供しているハラスメント対応研修は、東京都労働局にも採用され、高評価をいただいています。

虹色のたねでは、人の多様性を尊重し、全ての人が煌めく社会の実現を図るべく、活動してまいります。

【特定非営利活動法人虹色のたね 第2回通常総会&イベント「What is セクシュアル・ライツ」】開会しました

令和元年5月19日は、特定非営利活動法人虹色のたねの第2回通常総会でした。

今年は、56名の正会員様に支えられて新年度のスタートを切ることが出来ました。

総会会場は、横浜市開港記念会館9号室で午前11時から開会しました。
議案は、第1号議案 2018年度事業報告、第2号議案 2018年度決算報告、第3号議案 2019年度事業計画、第4号議案、 2019年度予算計画を審議頂き、すべての議案が滞りなく可決されました。

特に2019年の活動計画では、理事、特別顧問、正会員様からの協力体制を整備し研修事業の受注に注力する事。助成金を獲得できた、What is YOUR セクシュアル・ライツにて、性教育に焦点を当てた活動強化、そしてマンスリー会員制度の導入を図る事の3点を強化事業項目として活動してまいります。

最後の第5号議案の役員選出は、再任3名、新任1名の理事3名、監事1名の体制で今後2年間さらに顔晴ってまいります。

引き続きご支援宜しくお願い申し上げます。

また、午後2時から開催したイベント、What is セクシュアル・ライツは、熱心な方々がお集まりいただいた熱気溢れる内容で成功裡に終了することが出来ました。
皆さまの温かいご支援誠に有難うございます。

今後とも宜しくお願い申し上げます

【助成金獲得しました】

NPOが目標達成をするには、助成金の獲得を目指すことも大切です。

この度、虹色のたねは、LUSHチャリティバンクさまからの助成金を獲得することができました。

虹色のたねが実現したい未来、それは暴力がない社会。

この度、助成いただきましたのは、性暴力をなくすため、性的自己決定権を広く普及するためのプロジェクト
What is YOUR セクシュアル・ライツ

虹色のたね理事長池畑は、暴力をなくす活動に関わり始めたのが、今から20年前。
それは、子どもへの性暴力の実態を知ってからでした。

子どもへの性暴力は、男女差がないこと、性欲よりも支配欲によること、性暴力の被害者が加害者に転じることがあること、などなどを学び、今の活動にもつながっています。

性の話がタブー視される日本は、性教育の後進国と言わざるを得ません。
科学的で正しい知識を得ることは、人権のひとつとして世界的に認められていることです。

子どもに正しい性教育をするための親や養育者の学び。
そして、おとな自身も自分の性的自己決定権について知るためのセミナー
年末には性のプロフェッショナルによるイベントを開催いたします。

この度、私たちの取り組みに共感していただき、資金援助をしていただけることになった、LUSH チャリティバンクさまに、心よりの感謝を申し上げ、このプロジェクトの達成に、皆様のお力添えをいただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

https://jn.lush.com/article/a-bit-about-our-charity-pot

女がオンナのカラダを語る朗読会 真剣会議

虹色のたねが、picture this Japan、発達障害者就労サポート協会と共催で行う、年末のイベントの準備は、着々と進んでいます。

本日、各団体代表の、池畑、大藪、隠村をはじめ、朗読をしてくださる元NHKキャスターの船本さんと堤さん、同じく朗読をしてくださる福井さんが集まりました。
シナリオの内容、実際に読んでみてのボリューム感、内容の確認、読んだ時の声のトーン、間の空け方、読む順序などを確認いたしました。

満州からの引揚者の、涙無くしては聴けない話。
民族差別の問題を当事者の方の視点から。
授乳期における子どもと母のバトル。
女性特有のガン宣告を受けた時。
性暴力のサバイバーの方が、回復の過程で出会った
発達障害のある方の性について。
性教育がどれだけ間違っているか、
今のところこの七本のシナリオが確定しています。

女性は優遇されている
男性だって生きづらい
それこそ差別
そんな声もいただきました

私は、そんな方にこそ、このストーリーを届けたい。

このストーリーの中で、最近の報道にもあった、戦後の旧満州からの引き上げの時の話があります。
敗戦時満州にいた日本人女性が受けた性暴力。
そしてやっと日本に帰れるはずの船からの投身自殺。
日本に帰還できてからの強制堕胎や出産後に奪われた命について。

戦争は狂氣である、なんて言葉では言い尽くせない事実があります。

暴力をなくす活動をしている虹色のたねが、このイベントの主催団体として、加わらせていただいたことに改めて感謝いたしました。

クラウドファンドレイジングでの先行発売後、チケットはまだございますので、ご希望の方はお問い合わせフォームからご連絡をくださいませ。

熱心にプロジェクトに取り組んでいる様子は、こちら
↓↓↓

クラウドファンディング達成のお礼

皆様の暖かい応援のおかげさまで、虹色のたねが他2団体と挑戦しておりましたクラウドファンディングは、目標の100万円を、10月31日20:29に1,001,000円のご支援を賜り、達成いたしました。

皆様に心よりの感謝を申し上げます。
ありがとうございます。

途中、挫折しそうになることしばしば、厳しいご意見もあったり、でも想いを貫き通したい。
NPOの活動や理念と同じで、一度心に決めたことはやり抜き通してこそ、その先の結果を生み出すことができます。

女性だけが幸せになればいいの?
男性は?LGBTQは?
煌めくなんてよくわからない
そんなに女性って押し込められてる?
一部の人の思い込みじゃない?
結局お金?

私も長年学び、伝え、支援をしてきましたので、女性だけが、などと言うつもりはありません。
ただやはり女性が言いたいことを言わないことが、この国の「あたりまえ」になっていることはまぎれもない事実です。

NPOが活動資金を得ること、今回はイベント開催費用ですが、資金調達なしに手弁当で行うのは無理があります。
お金を集める、それはただのお金ではありません。
お志ののった「志金」であると考えています。

また、今回のクラウドファンディングで、お金以外の協力をいただいた方がたくさんいらしたことも、本当にありがたいことです。

フライヤーを作ってくれた田邉副理事長、デザインを考えてくれた大藪順子さん。
メディア掲載をアタックしてくれた同じく大藪順子さん。
チラシ配架にに奔走してくれた、大藪順子さんと、隠村美子さん。
関係団体へのチラシ配布を引き受けてくれた、功刀あゆむさん。
終盤に来て、具体的なアドバイスとともに、ほぼ毎日応援のメッセージをくださった、桃井拓真さん。

虹色のたね会員の方、虹色のたねとつながっていただいている企業の方、夢を応援するヴィクトリープロジェクトの仲間、ファンドレイジングスクールの仲間、アマナ性共育協会の仲間、性教育勉強会の飲み仲間、まちなかbizあおばの方、性暴力被害者支援やDV防止活動でご一緒している方、20年来私の活動を支援してくださっている方、中小企業家同友会の幹事会でお世話になっている方、私の身体とお肌、ネイルを綺麗にしてくださるスペシャリストの方、月に一度の楽しい飲み会でご一緒する方、Facebookで繋がっていただいているたくさんの方々。書ききれないほどのたくさんの方の応援の賜物です。
ありがとうございます。

私と一緒にこの企画に賛同してくれた
Picture This JAPANの大藪順子さん
一般社団法人 発達障害者就労サポート協会の隠村美子さん
なによりも途中で投げ出すことなく、一緒に走ってくれて、ありがとうございます。

そして途中、くじけそうになった時に支えてくれた田邉副理事長には、心よりの感謝をこの場を借りてお伝えいたします。
ありがとうございます。

さぁ、準備完了です。
12月22日、皆様のお志をイベントの成功という形で恩返ししたいと思います。
チケットは残席分のみ当日まで販売いたします。
このイベントには多くの方にお越し頂きたいので、ぜひ虹色のたねに直接お申し込みくださいませ。

皆様にあらためて
ありがとうございます。

クラウドファンディングが、あと5日となりました。

【虹色のたね】の池畑博美、【Picture This Japan】の大藪順子、【発達障害者就労サポート協会】の隠村美子の3氏が、中心となって「女性の体のことをオープンに語れるチャリティーイベント」を12月22日(土曜日)18:30~21:00までYCCヨコハマ創造都市センター3Fイベントスペースで開催します。

「なぜ私たちがやるのか~主催者たちの想い~」を一団体ずつご紹介していきます。
最初は、「特定非営利活動法人 虹色のたね 理事長 池畑 博美

「私は、女性が受ける暴力の問題について長年携わる中で、多くの女性がDVや性暴力の被害にあっても、告発せずに耐えながら生きていく姿を見てきました。そして、本来の輝きを失って、心を病んでしまった例にもたくさん出会ってきました。「この問題は、被害者支援だけでは食い止められない。もっと自分らしく生きるためにこそ、今こそ自分の言葉で語りたい」と考えています。」

クラウドファンディングのご参加は、
①女を元気にするサポーター¥3,000-
②【先行販売】女がオンナのカラダを語る朗読劇参加チケット¥10,000-
③女がオンナのカラダを語る朗読劇全力応援」¥10,000-
④女がオンナのカラダを語る朗読劇 賛同広告(小)プラン¥30,00-
⑤女がオンナのカラダを語る朗読劇応援プラン(チケット1枚つき)¥30,000-
⑥女がオンナのカラダを語る朗読劇 賛同広告(中)プラン¥50,000-
⑦女がオンナのカラダを語る朗読劇応援プラン(チケット1枚つき)¥50,000-
⑧女がオンナのカラダを語る朗読劇 賛同広告(大)プラン¥100,000-
⑨主催3団体代表による研修実施¥100,000-
の、9タイプ、ご希望のタイプを選んで「このリターンを購入する」のボタンを押して頂ければ、ご参加いただけます。

あと5日です。是非、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

https://readyfor.jp/projects/onna-nijiironotane

寄付月間とファンドレイジング

皆様、毎年12月が「寄付月間」であることをご存じですか?

寄付月間は次のようなコンセプトで2015年から始まりました。

欲しい未来へ、寄付を贈ろう。
「1年の終わりに、考えたいのは未来のこと。もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付しよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです
だから『Giving December』。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。
そんな習慣を、はじめたいと思います。
さまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい『寄付』がはじまります。」

この度、特定非営利活動法人虹色のたねは、「寄付月間2018」の賛同パートナーに認定され、ホームページにもバナーを設置しております。

そして、寄付月間2018に連動して12月22日(土)18:30~21:00 YCC横浜創造都市センター 3Fイベントスペースでチャリティーイベント「女がオンナのカラダを語る朗読会~「おんな」たちを楽にしたい!~を開催します。
朗読以外では、サイレントオークション、ラッフルチケット形式の抽選会を行います。

主催は、NPO法人虹色のたね/Picture This JAPAN/一般社団法人発達障害者就労サポート協会です。

現在、クラウドファンディングで、チケット販売、企業協賛広告を募集しております。
10月末日までの期間で開催ですので、あと15日間のラストスパートです。

是非、是非、皆様のご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

https://readyfor.jp/projects/

特定非営利活動法人虹色のたねが、クラウドファンディングに挑戦します

【クラウドファンディングに挑戦します】

虹色のたねをいつも応援していただいているみなさま

9月3日(明日)15時より、クラウドファンディングに挑戦します。
COMING SOONページが、一昨日からオープンしました。
↓↓↓
https://readyfor.jp/projects/onna-nijiironotane

暴力による人権侵害をなくしたいと活動する【虹色のたね】の池畑博美

写真を表現ツールとして社会的課題に切り込む【Picture This Japan】の大藪順子

障がいのある方の就労支援でご活躍の【発達障害者就労サポート協会】の隠村美子

三人の女が女を元氣にするイベントを思いつきました。

女性であることをもっとポジティブに捉えて、みんなで楽しいチャリティーパーティーをしたい。
見えないこと、ないことって言われていたものに光を当てたい。
パーティーを楽しんでいただいて、そこで集まった支援金を、それぞれの活動で活かすことができれば、みんながハッピーになる。

さて、内容を詰めていくうちに、素敵な会場で、おもてなしもしながら、女の体のことに焦点を当てた朗読会へと内容は絞られました。
会場のあてもつき、ケータリングの内容、もちろん飲み放題、シナリオの内容、朗読を誰がするか、サイレントオークションの内容。。。

どんどん内容が決まっていきます。
さて、チケットの売り方は?

そこで、クラウドファンディングでチケットを先行販売して、費用を賄うことにしました。
クラウドファンディング実施中にも、このワクワクする内容をみなさんにシェアできるし、一石三鳥のシナジー効果。

正式なご案内は9月3日(明日)15時以降に公開されます。
皆様には追ってお知らせいたしますが、何卒応援のほど、よろしくお願い申し上げます。