【痴漢は依存症という考え方】

先日、あるセミナーに参加し
「男が痴漢になる理由」の著者である、斉藤章佳先生のお話を伺ってきました。

痴漢は性暴力です。
よく
痴漢くらい大したことじゃない
痴漢なんて氣のせい
ちょっとお尻を触られたくらいで

などという声が聞こえてきます。

痴漢の触り方は、偶然ではありません。
意図して狙いをつけて巧妙にターゲットを狙っています。

斉藤先生は、約2000人の痴漢加害者の更生プログラムを実施してきた、ある意味「痴漢の専門家」です。

先生によると
加害者は累犯が非常に多い
ビギナーズラックからはまり込む
逮捕によって更生するケースも多い
捕まるまではやめたくてもやめられない

加害者の特徴は
見た目はいたって普通
四年制大学卒
サラリーマン
妻子あり

狙われやすい人は
小学生から高齢者まで
露出の少ない服装
なかでも制服の中高生
黒髪、メイクもしない、おとなしそうな見た目

あらゆる性暴力と共通点が多いこと
性暴力は性欲ではなく支配欲求だから
発覚しないように抵抗しなさそうな人を狙う
繰り返す可能性の高さから、依存症としての見方は、納得できると思いました。

また、示談金目当ての冤罪が、あたかもたくさんあるかのように言われていることは、まったく根拠がないそうです。
ゼロではないけれど、社会問題とすべきは、痴漢の根絶であって、それによって冤罪を恐れる人も要らぬ心配をする必要がなくなるわけです。

斉藤先生とは、虹色のたねイベントにご登壇いただくお約束をさせていただきましたので、決定次第こちらでもお知らせいたします。