【NPOの設立に必要なこと】

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投稿日:2019.04.29

先日、NPOで起業するための基礎知識となるセミナーを、NPO法人協同労働協会OICHIさまからのご依頼で開催致しました。

OICHIさまは、青葉区でバーチャルオフィスを運営し、ビジネスで地域の課題を解決する組織です。
池畑も会員となり、ビジネスの勉強をさせていただいたり、ITの知識を深めさせていただいています。

NPOも選択肢の一つに加えて、起業を考えている方が集まり、池畑からお話しさせていただきました。

株式会社などと違う点などに焦点を当てて、今までの20年間にわたる経験から、ご質問にも答える形で進めました。

途中、自分の実現したい社会のために、どんな形を思い描くことができるか、ワークなども取り入れました。

設立趣旨書を書き上げるにあたり、夢を明確にしていく必要があります。
それに基づいた定款の作成、事業計画、事業予算も考えなければいけません。

ネックになるとご意見をいただいたのは、人の問題。
簡単な表現をすると、赤の他人同士4人の役員が最低限必要。
賛同してくれる人がその4人も含んだとして、10人が必要というところです。

役員に三親等以内の親族に当たる人が入る場合は、理事を6人以上にして、なおかつ3人目は入ることができません。

信頼関係が結べる仲間であり、活動に共感してくれる人。
これは日頃から、やりたいことを発信している必要もあるでしょう。
いきなり友達だからといって、声をかけたところで、就任承諾書に印鑑を押す以上、運営の責任を負うことになるからです。

今までご支援をさせていただいた団体様でも、ここの人選がうまくいかずに、ご夫婦で一般社団法人を立ち上げる選択をなさった方もいらっしゃいます。

NPOが市民活動の広がり、多くの多様な人の社会参画を促すことを目的としているところからの規定だと思います。
社会変革を起こす覚悟があってこその運営となるため、自分の目指す未来を発信し、共感を集めることが大切なのです。

虹色のたねでは、暴力による生きづらさ抱えさせられる人をなくし、誰もが自分のありたいように生きることができ、自分の力を信じて自分らしく生きることができる社会を目指しています。

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